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大阪芸大では、「アート」を掘り下げることで感性や技術を磨いていきます。それを基礎から身につけることで、限られた業界だけでなく、あらゆる業種や職種において必要とされる人材へと成長することができます。実際、近年の卒業生の約半分は、総合職や事務職、販売職に就いています。たとえば、販売職では色彩を学んだことが売り場で生かせますし、事務職ならパンフレット、ホームページの作成に携われるなど、学んだことを十分に生かせるのです。セールスでトップの営業力を発揮している卒業生もいますよ。
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異なる芸術を極める15の学科が、お互いに刺激し合い切磋琢磨していく環境のなかで、友達や先生、大学関係者のすべてから、自分にはないものを学んでいくことができます。感性はもちろん、行動力、企画力、想像力、コミュニケーション能力なども、知らず知らずのうちに成長。こうした力を総合的に兼ね備えたユニークなキャラクターは、どのような業種、職種であっても求められるため、就職先でも愛され、可愛がられる存在になれるのです。
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実技や実習に重きを置いており、学生が企業と一緒にものづくりを行う産学連携の取り組みも盛んです。
企業で働く方とコミュニケーションをとれるいい機会になっています。学生が関わった商品は、”ダメなものはダメ”と評価される一方、よいものはすぐにヒットして広がるので、自分の企画やデザインを世に問えます。ヒットしたら、学生たちはさらに改良を加えるために励みますし、たとえヒットしなくても失敗を糧に成長できる貴重な機会になります。
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テレビ番組の制作やイベントの企画など、チームで実習を行う授業も多くあります。授業をとおして人をまとめる力や協調性を養い、積極的に自分の意見を話すことの大切さなども学ぶため、チームワークやリーダーシップなど企業が重視する適性や能力を身につけることができます。もちろん、それぞれ個性がありますので、誰がリーダー、誰が補佐役と型にはめることはありません。大切なのは自分の特性に早く気づいてもらい、その人にあった道を指導していくことだと考えています。
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就職に特化したキャリア授業を全学科対象に行っており、就職活動の基礎から学んでいただきます。まず、1年生からSPI試験を受け、自分は全国的にどのくらいなのかという立ち位置の確認をすることで、モチベーションのアップにつなげています。2年生になると、面接への対策を開始。「実際にこういうことを聞かれた」など、前年の卒業生が実体験を伝授します。さらに、業界研究セミナーを通じて、先輩の方々に各業界の動向や、「どのような力を身につけなければいけないのか」という話もしていただいています。
大阪芸大が基本にしているのは、学生の背中を押すのはもちろんですが、具体的に一人ひとりの夢を実現して、社会で活躍できるところまでサポートすることです。そのためには、1年生の段階からいかに就職活動の準備をして取り組むか、その意識付けが重要です。夢の実現には何が必要なのか、どういったものがめざす姿なのか、就職後3年、5年、10年先のキャリアデザインと、そのプロセスをともに考え送り出しています。
また、特定の分野に特化して就職する学生も多いですが、選択肢は広くあることを伝えて、後悔しない選択ができる環境も整えています。感性を磨くことは、その分野の技能に秀でるだけではなく、より人間の幅を広げ、クリエイティブな人材の基礎となります。そういう人は、おもしろいことに敏感ですし、何事もおもしろがってチャレンジしてみるので、スキルも早く身につきます。このような卒業生を多く輩出しているため、規模に関係なく多くの企業に受け入れられ、求められ続けているのです。“型にはまった人間”ではないかもしれません。また、とてつもない発想力や行動力も発揮するので、企業の方々は、突飛に感じられることもあるかもしれません。しかし、これからの時代は、こうした部分が大事になります。何でも可もなく不可もなくこなす人間は、AIに負けてしまいます。AIにできないことを可能にできる人材育成をめざしています。
大阪芸術大学 就職部長
窪田 邦倫
グラフで見る
就職率※
90.6%
※就職率=就職者÷就職希望者
業種別
※1: サービス業(広告・デザイン・ディスプレイ・写真・音楽教室・レジャーなど)
※2: 情報通信業(情報サービス・放送・映像・制作業など)
※3: 製造(ゲーム・印刷・文具・食品・衣料・家具・自動車メーカーなど)
職種別
※4: 専門職(デザイナー・アニメーター・プランナー・商品企画・
フォトグラファー・AD・技術(放送・映像・舞台系)サウンドクリエイター・俳優など
特定の分野のみを学びたいと考えているのであれば、専門学校でも十分でしょう。しかし、専門学校は2年間ですが、大阪芸大では4年間のうちに、芸術分野のみならず、希望すれば心理学や外国語などの教養を幅広く身につけることができますし、各種資格や免許を取得することもできます。また、15にわたる多彩な学科を有する総合芸術大学であるため、学科を超えた学びや発見にあふれた環境です。「アートを極めたい」という熱意を持つ学生の間で揉まれることで、他の分野の知識にも触れ、切磋琢磨する友人関係や人脈を築けるのです。その差は、卒業して社会に出るとじわじわ効いてきます。 広く世間に求められる人材や海外でも活躍できる人材になるため、飛躍できる能力を身につけたいと考えている方には、大阪芸大で学ぶことをおすすめします。