学科長に聞きました!

大阪芸大が社会から
されている
ポイントはココ!

アートサイエンス学科

学科長萩田 紀博

萩田 紀博

1アートとサイエンスの融合で
社会問題を解決

社会の問題を解決するすばらしい技術が生まれても、専門家しか使えないようなものだったら社会に広がっていきませんよね。そんなとき、サイエンスやテクノロジーとアートを融合した視点が必要となるのです。人の気持ちや想像力を刺激するアートの力を架け橋として、サイエンスによる社会問題の解決や新しい価値をつくり出すことができる人材を育てていくことが、アートサイエンス学科の特徴です。未来の社会に向けて次々と誕生する新しい技術を、多くの人々の新しい価値になるようにデザインしていく。この今までにない芸術領域は、あらゆる分野で求められるでしょう。

2幅広い学びが
自由なアイデアを生み出す

アートサイエンス学科では学生の「発想力」「論理的思考力」、そしてCGムービー、サウンド、ロボット、AI、造形などによる「表現力」の育成に力を入れています。そのため1年生から電子回路やプログラミングなどテクノロジーの基礎を学ぶのと並行して、プレゼンテーションやグループ討論を実践。そのうえで新しい芸術表現を追求していくというカリキュラムを通じて、それぞれの能力をひとまとめにして考え、異なる分野を調和させるアイデアを獲得していきます。

3独創性と協調性を
兼ね備えた人材に

カリキュラムは「ワクワク感」「スーパーフレキシブル(超柔軟な)」「ダイバーシティ(多様性のある)」を中心に据えて展開していきます。想いの異なる人同士が協力して何かをつくるときに欠かせないのが、この3つの感覚。自分と他人のアイデアをミックスしながら思いがけない新しい成果を生み出す経験を重ねていくことで、在学中に斬新な発想と協調性をあわせて身につけられます。

放送学科

学科長榊原 廣

榊原 廣

1広く学んでから、
専門性を高めていく

制作、アナウンス、先端メディアコミュニケーション(2022年度より)、声優、この4つのコースが設置されている放送学科。1年生は全てのコースの授業に触れ、放送メディア全般に関する基礎的知識を身につけます。入学時に入りたいコースを決めている学生も多いですが、全コースを学ぶことで視野が広がり、本当にやりたいことを発見していくのです。2年生になりコースに所属し専門性を高めていく過程で、コースの枠を越えたコラボレーションが日常的に発生するのも放送学科の特徴。相互に専門性を知り、関わり合う経験を積んでいくことは、将来仕事の現場で役に立つはずです。

2時代に合った
情報発信のあり方を追求

2022年度から先端メディアコミュニケーションという新しいコースが誕生します。ここではこれまでの広告発信のあり方を見直し、個人の動画コンテンツ配信が日常化している今の時代に合った双方向の広告、映像制作などについて学んでいきます。急激な時代の変化に対応するための視点を磨くコースとなります。今の時代に合った広告や映像、メディアでのコミュニケーションは、将来どんな分野の仕事に就いても求められるスキルとなっていくでしょう。

3プロが使う機材で学び、
仕事の現場をイメージ

放送学科にはテレビ局やラジオ局と同じスタジオがあり、カメラや副調整室、中継車などプロ仕様の機材が整っています。制作のドラマ・報道・ドキュメンタリー、そしてアナウンスも、あらゆる放送制作を経験できるので、学んだことを仕事の現場ですぐに生かすことができます。またプロ仕様のカメラやマイクの前での、美しい立ち居振る舞いも鍛えていくことができますよ。

舞台芸術学科

学科長山本 健翔

山本 健翔

1多様な夢を持つ学生が
集まる7つのコース

舞台芸術学科には7つのコースが設置されています。ステージの上に立ち演者としての技術を磨く人も、裏方として舞台を支える人も、ともに学ぶのがこの学科の特徴のひとつです。舞台の現場そのままを経験できる授業を通じ、学生たちは人の指示を待つ顔から、自ら決断し、行動できるプロの顔へと変化していくという、頼もしい成長を遂げていきます。異なる夢を持つ学生たちが、ときには他学科の学生も交えて協力し合うことで、互いの専門性を尊重しつつ刺激を受けながら、ひとつの舞台をつくり上げていく経験を重ねる。人と向き合う大切さを学ぶ機会にもなっています。

2人間的魅力を磨き、
社会に求められる人に

「いつもウキウキした気持ちで、キラキラしていなさい」。私は学生たちにそう指導しています。自分の才能を信じて背筋を伸ばして立つことが、キラキラとした人間的魅力になっていくのです。この魅力は舞台という場だけでなく、社会のさまざまな場面で必要とされる力。人の言葉を受け止め、自分の意見をしっかりした言葉で伝える、そのことが身についている舞台芸術学科の学生たちの活躍の場は多様ですよ。

3プロ仕様の設備と
多彩な教員から現場を学ぶ

キャンパス内にはプロ仕様の本格的設備を持つ「芸術劇場」があり、学生たちはこのステージ、機材を使って授業を行います。また100名を超える教員も第一線で活躍する現役のプロばかり。興味を持ったことを、すぐにプロに質問できる環境です。ここで自由な発想、プロ意識が磨かれ、モチベーションも上がっていくでしょう。自分の枠を広げ、多様な社会で生きていける才能を育てることも私たちの役割です。

音楽学科

学科長高田 耕至

高田 耕至

1プロとして現場で
活躍するための考え方を知る

音楽学科では毎年恒例で「秋の電子音響祭」というイベントを行っています。企画からステージ本番までの全てを学生有志が運営するというもの。イベントに対する意見を交わすなかで、個人の実力を磨くだけではプロとして活躍できないという現実を学ぶことになるでしょう。ともに目標に向かうチームや仲間の必要性を理解し、ときには自分の意見を押し殺す経験を経て、ひとりでは何もできないということを知る。個人の能力で完結せず、コミュニティと関わる能力を養うことは、実社会での活躍や評価にもつながり、さらには人との縁や運を呼び込む鍵になります。

2他学科の才能とリアルに
つながり協力し合う

インターネットを通じて誰でも自らの音楽作品を世界中に発表できる今、音楽以外の分野のエキスパートと協働することが、作品をより広く伝える力となります。大阪芸大には、写真や映像、舞台芸術など他学科の学生も同じキャンパスで学び、いつでもリアルに会い、つながれる環境があります。この学生時代のコラボレーションによって、強力なクリエイティブブレーンを得ることができるでしょう。

3著作権など自分の作品を
守る権利を学ぶ

音楽学科では作曲や音響などを幅広く学べる環境があります。それに加え、著作権や著作隣接権などのライセンスビジネスの基本も習得できます。自分の作品はもちろん、他者の作品も尊重し権利を守るという意識を持つことは、経済的基盤をつくる基本的なルールを理解し、音楽を実社会から俯瞰する能力を身につけることなのです。音楽の世界でプロとして生きていくためのルールを知り、夢の追いかけ方を学んでいきます。

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