CASE48

漫画家

石黒 正数さん

「最近になって、“とんでもなく危ない橋を渡ってきた”って気づいた(笑)」

石黒 正数

石黒 正数

▲ 最新作の『天国大魔境』

Profile

大阪芸術大学デザイン学科卒業。在学中に描き上げた『ヒーロー』でデビュー。代表作のひとつ『それでも町は廻っている』は2013年に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2018年に第49回星雲賞コミック部門を受賞するなど、数々のヒット作を手がける。最新作『天国大魔境』は、「このマンガがすごい!2019」オトコ編の第1位に選ばれた。主な作品に『外天楼』『木曜日のフルット』『ネムルバカ』などがある。

大阪芸大には、高校の先生から勧められて入学したのですが、子どもの頃から、将来、漫画家になると決めていました。でも、大阪芸大に入って、気づいたらあっという間に4年生。根がマジメだから「このままだと俺は会社に就職してしまうぞ」って、焦りましたね。そんなある日、大学の教室で、まさに就職活動説明会がはじまる、というときに、突然「このままだと漫画家になれない!」って教室を飛び出して、家で描きはじめた漫画がデビュー作になったのです。漫画みたいでしょう?

「会社に勤めずに働くこと」のいい点は、ずっと夏休みみたいなものだということ。好きなときに起きて、仕事して、遊ぶ生活。悪い点は“コケた”ときの保障が一切ないこと。失敗しても誰も助けてくれないし、給料だってもらえない。幸い僕は漫画家を続けられていますが、最近、ふと思ったのです。「俺は人生でとんでもなく危ない橋を渡ってきたんだな」って。だから、プロの漫画家を諦めるなら早いほうがいい。それと、漫画を描くには漫画だけを読んでいてもダメ。普通の生活が大事です。大阪芸大で過ごした“何でもない時間”が今、作品づくりに役立っていますね。

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