大阪芸術大学 音楽学科 音楽・音響デザインコース

実践型の学びやボーダーレスな施設・設備、
そして、ここから巣立ち、
音の世界で多彩に活躍する先輩たち。
音楽学科がSUPER NEWである理由が、
すみずみまで詰まっています。

実践型の学び

実践型の学びが充実。

経験を重ねて社会を生きていく力を蓄えよう

実践型の学びが充実。

経験を重ねて

社会を生きていく力を

蓄えよう

大阪芸術大学の音楽学科には、知識を力に変える実践型の学びがたくさん。
イベントで音響卓を操作したり、アーティストとともに活動したりすることで、
社会で実際に仕事をしていく力が養えます。

01

秋の電子音響祭

電子音楽教育の先駆けとして、大阪芸術大学が15年以上も行っている電子音楽の祭典。世界各地から集まった公募作品の発表や、電子音楽のライブパフォーマンスなどが行われます。メイン会場は、大学内にある直径約15ｍのドーム空間「実験ドーム」で、これまで数多くの多次元立体音響の実験が行われてきた施設です。学生たちが音響システムを組み、2020年はその魅力をより多くの方に届けるため、ライブ配信で再現することにチャレンジしました。有志での参加ですが、学年の枠を超えて学ぶことができます。
02

evala先生体験授業

空間的作曲で、先鋭的なインスタレーションを国内外で発表するevala先生。2021年は体験入学などで特別講義やワークショップが行われました。先生が手がけた屋上庭園に音だけで熱帯雨林のような環境を作り出した立体音響作品については、実験ドームでそのサウンドを体験。音で空間が変わる不思議な感覚をシェアしました。2022年からは本格的に授業がはじまり、「インビジブル・シネマ（耳で視る映画）」の新作をつくる演習形式の授業を予定しています。
03

公開講座

第一線で活躍する音楽家の特別授業を行っています。ベルギー「聖バーフ大聖堂」のオルガニストを務めるエドワード・ドゥギーストによるコンサートを開催したことも。コンサートのための音響や録音も、学生が実習として行います。
04

作曲作品発表会

音楽学科の学生が授業で作曲した作品から優秀作を選抜し、演奏学科の学生が生演奏するコンサート。楽曲はピアノソロだけでなく、ヴァイオリンとのアンサンブルやカルテットなどさまざま。学生が主体となって会場の音響システムを組み、さらに、演奏を録音してCDにすることも。多層的な学びの場です。

歴史

日本の電子音楽教育を50年以上リード！

常に音の未来を切り開いています

日本の電子音楽教育を

50年以上リード！

常に音の未来を

切り開いています

日本の大学で初めて電子音楽スタジオを設置した大阪芸術大学は、
まさに先端音楽教育のパイオニア。
その歩みは50年以上とどまることがなく、常に音の未来を開拓しています。

卒業生

サウンドディレクターに音楽オペレーター

音楽の世界で多彩に活躍する先輩たち

サウンドディレクターに

音楽オペレーター

音楽の世界で多彩に

活躍する先輩たち

ゲーム、スポーツ、披露宴。
大阪芸術大学の音楽学科を卒業した先輩たちは、音楽業界のみならず、幅広い場で活躍しています。
まさに、先輩の活躍ぶりも“スーパーニュー”なのです！

『スマブラ』『ソウルキャリバー』の

サウンドを手がけた

『スマブラ』

『ソウルキャリバー』の

サウンドを手がけた

株式会社バンダイナムコスタジオ
サウンドディレクター

中鶴潤一さん

音楽学科　音響工学コース卒業後、通信カラオケの会社を経てナムコにサウンドクリエイターとして入社。『ソウルキャリバー』シリーズなどの全サウンドを統括。『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではサウンド開発を担当した。

ゲームのBGMから効果、
セリフまで
サウンドのすべてを演出

どういう遊ばせ方をするのが最適か？その観点でゲームの設計・開発にサウンド面で関わっています。BGMはもちろん、効果、セリフまでのすべてを演出します。ゲームの世界を音で支え、楽しさを増幅させます。作曲することもあれば、ミュージシャンを起用することも。憧れのドラマーに依頼できた時は震えました。ゲームの楽しさのおそらく半分は、音によるもの。難しいけれど、やりがいの大きな仕事です。幼少からピアノ、吹奏楽などで音楽にふれてきましたが、大学で視野が一気に広がりました。やりたいことがあれば、先生はやりなさいと後押ししてくれる。先輩の作品づくりを手伝う文化があり、たくさんの実践を積みました。動画に音を当てる楽しさを知った経験によって、私はゲームサウンドへの道へ導かれたのです。
結婚式や披露宴を

音響で演出

電音エンジニアリング株式会社
音響・照明・映像オペレーター

福井風香さん

音楽学科　音楽・音響デザインコース卒業後、電音エンジニアリング株式会社に入社。研修期間を経て、東京會館に配属。結婚式や披露宴、パーティー、株主総会などの音響・照明・映像のオペレーションや機材の設営・撤去をしている。

1秒のずれも許されない
緊張感のなか、
音楽で幸せな空間を
創り出す

音楽学科を選んだのは、小学生の頃にピアノを習っていたのと、音楽が好きだという理由だけ。1、2 年次は理論や基礎の授業を正直、退屈に感じてしまうこともありましたが、3 年次に受けた録音の授業で音響の面白さにはまっていきました。機材を組み上げ、操作することが好きだったので、この世界に飛び込みました。東京會舘で開催される結婚式や披露宴などで、オペレーターとして入退場や演出シーンに合わせて曲を流したり、音量を調整します。同時に照明と映像も担当します。授業で身につけた音響全般のスキルをベースに、照明と映像は入社してから学びました。タイミングを逃さないよう一瞬たりとも気が抜けないので大変ですが、お客様の楽しそうな表情を見るとやりがいを感じます。あのとき音楽学科を選んでよかったです。
『天と地のレクイエム』が

羽生結弦選手に選ばれた

作曲家ヒーリングピアニスト
ピアノ・シンセサイザーアーティスト

松尾泰伸さん

音楽学科作曲専攻卒業後、グループ「白虎社」の音楽担当としてワールドツアー全公演に帯同。1988年、バンド「mar-pa」でメジャーデビュー。
「O2MA　RECORDS」を主宰、ヒーリングミュージックの作曲家、演奏家として活中。

大学時代の先生の一言で
譜面に向き合い、
音楽家の道が開けた

学生時代、日々、学食で仲間と音楽談義に花を咲かせ、ポップスに民族音楽やミニマルミュージックなどを融合させたバンド活動に熱中しました。授業をおろそかにしていたせいで作曲はできても譜面を満足に書けず、ある日、先生にこっぴどく叱られました。「譜面は人に伝わらなければ意味がない」と。それから一念発起して猛勉強し、どんな複雑な曲でも譜面にできるようになりました。そうして書いた卒業制作の曲では賞をいただき、発表会を聴きにきていた舞踏団にスカウトされることに。音楽家の道はそこからはじまりました。バンドには延べ100 名近くのメンバーが関わり数百曲を作曲しましたが、すべて譜面にきちんと残してきました。あの先生の一言と、若き日の熱中が財産になっています。
音楽シミュレーションゲームの

生みの親

音楽シミュレーション

ゲームの

生みの親

株式会社サイバーエージェント
音楽プロデューサーミュージシャン

前田尚紀さん

音楽学科ピアノコース卒業後、コナミにて音楽ゲーム『Dance Dance Revolution』の開発に参画。サウンド面の総合プロデュース、オリジナル楽曲の作曲などを担当。カプコンを経て現職。ミュージシャンとしても活動中。

言語の壁も超える
総合芸術・ゲームこそ
音楽の魅力を
最大限発揮できる

授業以外に、バンド活動、楽器のローンを払うためのバイトに明け暮れた大学時代。プロからの誘いもあったけれど、親の強い希望から就職。音楽が関係するとはいえまったく興味のないゲーム会社でした。一般への音楽へ執着したまま数年経ち、向いていない、辞めようと思った時に、のちに音楽シミュレーションゲームとして世界を席巻する『Dance Dance Revolution』の開発担当に。“音楽ゲーム”や“音ゲー”といった概念すらない時代です。
一気にのめり込みました。ゲームは総合芸術。音楽、映像、文芸、ダンス……あらゆる芸術の要素が詰まっていて、しかもインタラクティブ（双方向性）。言語の壁や国境も軽々と越える。夢中ですごし、ふと気づいたら、音楽の可能性が最も広がる舞台に立っていたのです。