新しい音の可能性を
提案するアーティスト

「サウンドアート」という新しい音の領域を確立したevala先生。「目で視る」ものが多いアートの世界に、「耳で視る」という新しい考え方を提案しました。従来の音楽家とは違い、劇場で「音だけの映画」を発表するなど、新しい音の可能性を提案しています。発表の場は劇場や美術館や企業など、あらゆるところに派生しています。
聴象発景 in Rittor Base – HPL ver
(RittorBase Records/2021年)
音楽家、サウンドアーティスト
evala 客員教授
新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」主宰。立体音響システムを駆使し、独自の“空間的作曲”により先鋭的作品を国内外で発表。2020年「インビジブル・シネマ(耳で視る映画)」をコンセプトにした『Sea, See, She ーまだ見ぬ君へ』が文化庁メディア芸術祭優秀賞を、2021年、空間音響アルバム『聴象発景 in Rittor Base – HPL ver』がPrix​​ Ars Electronica栄誉賞を受賞。

サウンドアート
プロモーション
プロダクト
共同研究
拡張する音の可能性と
その先まで学ぶ

evala先生による「耳で視る」をコンセプトにしたプロジェクト「See by Your Ears」の代表作。「インビジブル・シネマ (耳で視る映画)」をコンセプトに、2021年1月に世界初上演し大きな話題に。文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞しました。
『Sea, See, She ーまだ見ぬ君へ』 スパイラルホール、東京・表参道 2020 年

目を閉じ、耳をすませて、社会を音から思考し、
創造しよう。

目を閉じ、耳をすませて、
社会を音から思考し、
創造しよう。

スタジオやホールを飛び出し、社会を“目に見えない音”から思考し、創造することが、今、世界中で強く意識されはじめています。その領域は美術館や公共空間、プロダクト、都市計画などさまざま。そこに必要なのは、音楽家による新しい作曲方法です。目を閉じて、世界に耳をすますことで育まれる知性や感性があります。楽譜だけ に依存せず、“空間の作曲”という概念と先端技術をベースに、サウンドアートを探求していきましょう。
Synesthesia Labとコラボレーションした作品。44の振動子を組み込んだイス型の装置に身を委ねると、音と振動、光に全身が包み込まれていきます。体験者の体そのものがメディウム(媒介)となる新たな音楽体験を提案しています。
『Synesthesia X1 – 2.44』 Media Ambition Tokyo, 東京・六本木  2019 年 Ⓒ Synesthesia Lab
クリエイティブ集団Rhizomatiks とダンスカンパニー ELEVENPLAYによるパフォーマンス作品で、evala先生が音楽を手がけています。2015年に行った試みをアップデートさせ、COVID-19以降の鑑賞環境や、オンライン・オフライン双方に対応した表現モデルを新たに構築。2021年に公演しました。
『border2021』 スパイラルホール、東京・表参道   2021 年 
Sonyによる空間音響技術「Sonic Surf VR」とコラボレーションした作品。プログラム制御された576個ものスピーカーを設置した15mの回廊内に入ると、音が全身を駆け抜けていき時空を旅するような没入体験ができます。
『Acoustic Vessel ”Odyssey”』SXSW, Austin 2018年
evala先生による「See by Your Ears」の根幹となる代表作シリーズ。世界中のいろいろな場所でさまざまな音を録り集め、立体音響技術を用いた先生独自の作曲方法によって、幻想世界を作り出します。
『Anechoic Sphere』 Interview & Documentaries 2018年

新しく生まれ変わる実験ドームで
evala先生による実験的プロジェクトが始動!
新しい空間で実際の作品制作のプロセスを、
その発想法から共有していきます。

新しく生まれ変わる
実験ドームで
evala先生による
実験的プロジェクトが始動!
新しい空間で実際の
作品制作のプロセスを、
その発想法から
共有していきます。

従来の
スタイルを越えた活動に、 大きな未来がある

「近い将来において、ポップミュージックは人工知能がヒットチャートを占めていくでしょう。そのような現在、一方で、美術館や公共空間、プロダクトから都市計画まで、社会を『目に見えない音』から思考し創造することが、 世界中で求められはじめています」と、evala 先生。サウンドで社会とつながり、新しい世界を切り開く可能性が広 がっています。「これからの音楽家はスタジオワークにとどまらず、新しい視座で動くことが大切です。従来の音楽家のスタイルを越えた活動に、大きな未来があるのです」

実験ドームが
先端音楽の発信地に
生まれ変わる

さらに進化した音楽表現を追求できる場として、実験ドームが改修されます。新しいドームでは、evala先生による実践的プロジェクトがスタートする予定。新作公演の場とするべく、それに向けた機材の設置や調整、作曲に立体音響の制作など、そのプロセスを間近に見て学べます。

体験入学での
ワークショップ

サウンドアートの制作プロセスや発想法をevala 先生から直接学べる授業が本格始動する2022年を前に、体験授業などが行われました。先生による作品紹介では、大手ゲームメーカーSEGA の新しいCI サウンドは、目の生態反応を声化した膨大なデータから構築した、など驚きの制作秘話がたくさん。実験ドームでは、GINZA SIXガーデン(屋上庭園)に展示した立体音響作品をシェア。多層的に構成されたサウンドに、参加からは「湿地帯にいるみたいな暑さを感じる」といった感想も上がりました。

スーパーニューを実現する
音楽学科の学びの柱

にはワケがある!

大阪芸術大学の音楽学科は、
日本の電子音楽教育の先駆けだったことを知っていますか?
音の未来をリードし続けて50年以上。
パイオニアかつ革新のDNAは、
現在の音楽学科にも受け継がれています。