メディアコミュニケーションの核となる、多様なメディア/クリエイティブの知識や、SNSも取り入れた広告ビジネスの未来について学びます。コミュニケーションシーンは、今やTVからインターネットまで、あらゆるメディアで活動の領域を広げています。そのすべてのメディアを最大限に活用し、世界中の人々とコミュニケーションをとることができる、「発想力」「企画力」「表現力」を身につけた人材の育成をめざします。
全てのコミュニケーションは、「伝えたい!」という気持ちから始まります。
世界には、さまざまな、新しくて面白くて素晴らしいコミュニケーションがあふれています。まずは、こうしたケースを学ぶことを通して、「伝える」ことへの意欲とイマジネーションを育てることから始めます。
■メディアコミュニケーション概論 榊原 廣 教授
伝えたいメッセージを大勢に届け、より多くの人のココロを動かす最初のステップは、「誰に」「何を」伝えるか明確にすること。
コミュニケーションの核となる「伝えたい」と「伝わる」の両側から企画術を学びます。全ての企画は、ここからスタートします。
■マーケティング論 鈴木 雄介 客員教授
目標と伝え方のイメージができれば、具体的な「企画」を考えます。
そのためには、どのようなメッセージを、どのようなクリエイティブやコンテンツで表現するのか。ユニークで面白いアイデアを考えなければ、ヒトのココロは動きません。
メディアを使ったコミュニケーションのキモは、ここにあります。
■クリエイティブ基礎演習 絹谷 公伸 客員教授
伝えたいことが決まったら「ユーザーにこう見られたい」という指針をもとにコンテンツを作ります。
クオリティだけでなく、どんなイメージや表現なら受け入れてもらえるか、仮説を立てて制作することがポイント。
■クリエイティブ実習 Ⅰ 有澤 卓也 講師
■クリエイティブ実習 Ⅱ 絹谷 公伸 客員教授
一口にSNSといっても、InstagramやTwitter、YouTubeなど様々な種類があり、ユーザー層や効果も異なります。それぞれの特性をしっかり理解し、伝えたい相手や目的に応じて使い分けましょう。
■メディアビジネス論 榊原 廣 教授
コンテンツを配信したら終わりではなく、反応はどうだったか、投稿先のSNSは適切に選べていたかなど効果の検証が大切です。
課題を見つけて次のコンテンツにいかすことが、フォロワーの拡大につながります。
■デジタルプロモーション論 鈴木 雄介 客員教授
自分がめざし、人々の共感を得られる方向性(=スタイル)が決まれば、それに沿ったコンテンツの制作を続けます。
ネタ切れを防ぐための多角的な発想法など、制作するコンテンツの企画や制作の厚みを増すノウハウを修得しましょう。
■メディアビジネス論 榊原 廣 教授
配信状況のデータをもとに、ユーザーからイメージ通りの評価を得られたか確認。
成功の原因や必要な改善点を分析してコンテンツに反映し続け、「フォロワー」からより深くつながる「ファン」を育てます。
■メディアコミュニケーション概論 榊原 廣 教授
先端メディアコミュニケーションコースで学んだ後の将来像を紹介します。
大阪芸術大学キャラクター造形学科2016年卒業。 28歳。ギャグ漫画家。 大学在学中にビッグコミックスペリオールで新人賞を受賞したのち、大学4年生のときにCOMICOで連載開始。 連載終了後、Instagramで活動開始。 現在フォロワー16万人。(2021年9月現在)
@ishizuka_daisuke
インスタグラムに毎日ギャグ漫画を投稿しており、フォロワー数は現在約16万人です。8万人を超えた頃から企業の商品やサービスを紹介する広告案件やイラストの仕事が増え、自分のキャラクターグッズのECサイト運営も行っています。
投稿データを徹底的に分析し、リーチやフォローを増やす工夫、マスコミや企業への売り込みなど、できることはすべてやっています。ネタの鮮度を高め、収益化のヒントを得るための情報収集も欠かせません。フォロワーとのつながりを大切にし、コメントを漫画に反映することも。「僕に共感し応援してくれるファン一人ひとりと友達になる」という思いで取り組んでいます。
人々の可処分時間が限られる中でSNSの発信者や投稿数は増え、競争は厳しさを増していますが、戦略次第で可能性はもっと広がるはず。熱量の高いコアなファンに支えてもらえば、色々なことができると思います。僕の場合はファンと一緒に「日本一影響力のあるギャグ漫画家をめざす」プロジェクトを楽しむ感覚。海外美術館に作品収蔵、アニメ映画製作などの夢も実現させます!
「まだヘタだから、うまくなったらやる」という人は多いですが、失敗を恐れていたら何も始まりません。時代の変化が速い今はスピードも大事。行動を積み重ねることが実績になり、道も開けていきます。大阪芸大は先生方も施設も充実し、実践のチャンスも豊富。積極的な行動を後押ししてくれますよ。
InstagramやYouTube、TwitterなどのSNSで活躍しているインフルエンサーが、企業から依頼された商品やサービスをPRする仕事。主に、InstagramやYouTubeで企業案件を受けているインフルエンサーが多く、SNSの活発化から、企業案件も年々増えています。
自身の感性を生かし、企業が想定するターゲットに商品(サービス)が受け入れられるよう、商品(サービス)デザイン・開発などをプロデュースします。大規模な展開になれば、イベントや講演会、メディアへの出演など、可能性は大きく広がります。
プロダクションがタイアップなどの営業活動を行ってくれるため、企業との交渉などに割かれていた時間をコンテンツ制作に専念させることができます。また、同じプロダクションに所属する人気インフルエンサーと共演することで、新しいフォロワー獲得の可能性も広がります。
ライフスタイルやフォロワーを獲得するために実践してきたことなど、自身のコンテンツに関することを書籍化して、さらに知名度も高まり、影響力が向上します。
影響力の強いインフルエンサーになれば、オリジナルの商品や限定商品など、自分の好きなモノをカタチにすることができます。多くのフォロワー数を持つインフルエンサーだからこそ実現できる仕事のひとつです。
広告会社
制作プロダクション
一般企業の
広報宣伝部門
メディア/コンテンツ
関連会社の企画部門
メディア/コンテンツ
関連で自ら企業
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「メディアコミュニケーション」
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「企画」に関わる基礎技術
【プランニング基礎演習】 |
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「情報発信」に関わる中核知識
【マーケティング論】 「先端」を知る特別講義【先端コミュニケーションショーケース】 |
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「情報発信」に関わる体験/実践
【クリエイティブ実習Ⅰ・Ⅱ】 |
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卒業制作、卒業論文【演習 Ⅱ】 |
アナウンサーや司会者を育成する「ことば塾」主宰、NHKカルチャー「朗読」「話し方」講師
TVアナウンサー出身。トークスペシャリスト。ニュース・ワイド番組の司会経験を生かし「話し方・コミュニケーション方法」「言語・非言語・コミュニケーション」「古典芸能」が得意分野。文化庁・芸術祭作品審査委員。
メディアを学ぶことで、社会で活躍するための人間力が磨かれます。中でも重要なのがコミュニケーションスキル。「言語」と「非言語(表情や洞察力など)」を合わせた「温度のある言葉」を身につけ、コミュニケーション力を高めましょう。
パワポ使いへの警告/講談社
プレゼンのプロが教える伝わる技術/大和書房
メディアプロデューサー。総合広告会社でマーケティング・プロモーション・デジタルマーケティングを皮切りに、メディア系シンクタンクや雑誌局、メディアクリエイティブの統括責任者を経験。メディアビジネスにも携わる。
大学4年間は、自分がやりたいこと、できることを探しながら、「世の中を広く眺める目線」を育てる時期。変化が激しいメディア業界においては、そうした視点が欠かせません。旺盛な好奇心でいろいろなことにチャレンジしてください。
クリエイティブディレクションしたTVCMの一例
電通関西クリエーティブデザイン局/統括クリエイティブディレクター。東京・大阪を拠点に数多くの広告キャンペーンを手がける。国内外の広告賞を多数受賞。宣伝会議賞審査員、ACジャパン大阪委員会審査員。
銀行はお金、メーカーは技術など、それぞれが得意とする「武器」で、世の中の問題を解決しています。私たちは、クリエイティブという武器で世の中を良くしていくことが使命。活躍のフィールドはますます拡大しています!
カンヌライオンズ(当時:カンヌ国際広告祭)審査員を務める
博報堂DYメディアパートナーズ/エグゼクティブディレクター。主に自動車・食品・化粧品・情報誌などの企業のマーケティング業務を担当。カンヌライオンズなど海外広告賞審査員も経験。
多様化するメディアを通して、企業も人も日々コミュニケーションしています。このコースでは、今そして未来に向けて、どのように伝えれば本当に伝わるのかを考え、クリエイティブを探究。「世界に発信したい!」というあなたを待っています。
広告を超えてソーシャル・デザイン領域で「2018年度グッドデザイン金賞」受賞
クリエイティブディレクター・コピーライター。コミュニケーション・デザイン会社ASTRAKHAN代表。国内外の広告賞多数受賞。メディアを問わない広告やソーシャルグッドな領域、ブランドづくりに余念がない。
「広告」から「交告」の時代へ。いまやマスメディアからSNSが飛び交うソーシャルメディアへと情報の受発信はシフトしています。そんな中、これからの表現制作者(クリエイター)は、どうあるべきか? 皆で実験をしながら身につけていきましょう。
日座先生が手がけた「東映太秦映画村エヴァンゲリオン京都基地CM」
クリエイティブディレクター・プロデューサー・映像ディレクター。早稲田大卒。TYO、電通関西で多くのCMを制作。その後クリエイティブスタジオDADAN設立。代表作「オバチャーン」「エヴァンゲリオン京都基地」など、話題作品も多数。
今は誰でも気軽にSNSで映像作品を発信できる時代ですが、本当におもしろいものをつくるのは難しい。私の授業では、CMを含めた動画を企画・制作し、動画クリエイティブの力をつけます。動画を学ぶことは神羅万象を学ぶことと同じです。