大阪芸術大学生と、一般公募により参加する高校生が、OSAKA光のルネサンスのメインプログラムの一つである「大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング」の作品を制作し、発表・発信するプロジェクトです。 総合プロデューサーは、大阪芸術大学 村松亮太郎客員教授!
企画・演出・構成などをゼロからつくり上げ、アートとテクノロジーが融合する「新たな光のアートサイエンス」作品を制作していくという体験を通じて、未来を担う学生たちの想像力や可能性を最大限に引き出し、未来を切り拓くチカラを育みました。

2016/12/14 wed.~12/25 sun.

大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング

第1部

「OSAKA ART CITY 都市とはアートである」

開催時間
2016年12月14日(水)~12月25日(日)
17:00 ~ 21:00(12月14日のみ17:30頃点灯)

開催場所
大阪市中央公会堂正面

★オープニングセレモニー
開催時間
2016年12月14日(水)17:00 ~

大阪芸術大学 村松亮太郎客員教授・中川志信教授の指導のもと、学生たちは無限大のアートサイエンスに挑戦。歴史的建築物を舞台にした光のイベントをゼロから創作。 演出コンセプトの構想に始まり、各シーンの構成、原画づくりなどに取り組みました。そこから生まれる大阪の姿とは・・・。 OSAKA光のルネサンスと学生たちが初めて挑む、文化・芸術の象徴である都市・大阪を描く、新たなシンボルプログラムです。

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第2部

「今昔 -Past,Present and then-」

学生オリジナル作品

開催時間
21:00 ~ 21:30

今、大阪に生きる学生たちの視点で見つめた、時間、大阪の今昔、そして近未来の大阪。 「都市とアート」を軸に、学生たちが思い思いに描いたエネルギッシュなデザイン画が、大阪市中央公会堂の壁面に現れます。

大阪芸術大学生と高校生によるワークショップ

体験や体感を活かした作品作り

学生・高校生たちは、2016年6月から、
複数回のワークショップを重ね、作品づくりに取り組んできました。
実際に大阪市中央公会堂の見学をして建物の持つ意義を考えたり、描いたパース画を模型に投影し
立体物に映写するときの注意点を学んだりしながら、作品を完成させていきました。

OSAKA光のルネサンス×大阪芸術大学
中間報告会

季節は巡り、11月。プロジェクトの中間報告会が行われました。今回は、学生たちが描いたパース絵やアイディアをもとに制作した映像を、大阪市中央公会堂(1/30スケール)の模型に投影し、イメージ通りに仕上がっているかの確認が行われました。

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大阪・未来創造プロジェクト 8月は?

構成に基づくシーンごとのパース絵を、分担して制作!
学生や高校生たちの視点で見た、今昔、そして未来の大阪をアートで表現。それぞれ得意な画材を用いて、熱心に取り組んでいましたよ!

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大阪・未来創造プロジェクト 続報

これまで、参加者たちは何度か集まり、過去のプロジェクションマッピング作品を見てヒントを得たり、アイディアを出し合ってのディスカッションを行いました。



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大阪・未来創造プロジェクト始動!!

総合プロデューサーには、大阪芸術大学客員教授の村松亮太郎先生が就任!! 村松先生は、東京駅の3Dプロジェクションマッピング「TOKYO HIKARI VISION」演出をはじめ、テレビ・広告・空間演出など、ジャンルを問わず活躍されています。

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interview


インタビュー #01

「OSAKA光のルネサンス」は、約270万人が来場する大きなイベントです。
つまり、学生たちが制作するプロジェクションマッピングも、"270万人の観客を感動させるもの"でなければいけません。もちろん、学生が"自分らしさを発揮する"ということも大事。そのどちらも満たさなければいけない今回のプロジェクトは、相当ハードルが高いものでした。
ワークショップがスタートした時、参加している学生や高校生たちから、「制作ガイドを作ってほしい」という要望があったのですが、私は、何かを創造するためには「0(ゼロ)」から考えることが大切だと思っているため、敢えてガイドは作りませんでした。学生が「0」の位置に立ってアイディアの欠片を作り、私はその欠片を膨らますためのアシストをする。それが、今回の一番のテーマでした。
学生たちは、打ち合わせの時より、実際に手を動かしながら話している方が具体的な意見が出てくる印象でした。好きなものを作ったのではなく、ちゃんと作品のコンセプトに沿って、学生・高校生たちそれぞれが自分らしさを発揮できているのではないかと思います。


インタビュー #02

デザイン学科1年生
万竝沙羅さん

打ち合わせの段階では、発言をするのに一苦労…自分がやりたいことだけを押し通してはいけないので、意見を出すのが難しかったです。
でも、今までやったことがなかったことを、たくさん経験できました。
村松先生をはじめとしたプロの方々と一緒にワークショップを重ねることで、プロの視点を知ることもできました!
高校生の頃は趣味で油絵を描いていたのですが、その時にはただ自分が好きなことを表現していました。しかし、デザイン学科では、人のために何かを表現するということを学んでいます。
今回制作したプロジェクションマッピングには、大阪の歴史など、さまざまな意味を込めています。来場者の方々には、ただ綺麗な作品として見てもらうのではなく、私たちの制作意図も感じてもらえたら嬉しいです。




インタビュー #03

デザイン学科1年生
狩谷朋香さん

実は大阪芸大に入学する前に、村松先生が手がけられた東京駅のプロジェクションマッピングを見て感動し、自分もいつかこういう表現をしてみたいと思っていました。
今回のプロジェクトの話を聞いた時、まさかの村松先生のお名前が出てきてびっくり!即決で参加しました。
ワークショップではパソコンを使うこともあったのですが、あまり触ったことがなかったので、パソコン作業には苦戦しました。
反対に、紙にパース絵を描いてイメージを膨らませる作業は、得意なことだったので、自分らしい表現ができたのではないかと思います。
みんなで考えた作品なので、できれば最初から最後まで、全部通して映像を見ていただきたいです。
来場されるみなさん、作品の隅々までご覧ください!




インタビュー #04

大阪府立港南造形高等学校3年生
大中都波さん

高校ではプロダクトデザインの勉強をしているのですが、実は芸術系と情報系の両方に関心があり、どちらも学びたいと思っていたところ、大阪芸術大学に新しくアートサイエンス学科が開設されることを知りました。
来春からは、大阪芸大で勉強したいと思っています。
このプロジェクトは大阪芸大のオープンキャンパスに来た時に知り、とても興味があったので参加することに。
実際にプロとして活躍されている方々と一緒にワークショップを重ねることで、クリエイターの視点を間近で感じることができました。
「お客さんにどう見てもらえるか」を意識して制作できたのではないかと思います。
それぞれのシーンを工夫し、建物の形状を意識した演出をしていますので、ぜひ注目してご覧ください。

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